境内で頒布しているメニューは、神社の御祭神の神饌から作られており、
神道の考え方の一つである神人共食(しんじんきょうしょく)に由来しています。
神道では神人共食は重要な意味合いを持ち、神様にお供えした物をいただくことで、
神々の恩頼(みたまのふゆ)をいただくことができます。
又、神事の際は直会といい、御神酒によって簡略化され行われます。
来福スイーツは、来宮神社に縁(ゆかり)のある神饌(むぎこがし・橙・百合根・ところ)を使用しています。
これら二つのことは、神事の直会(神人共食)をおこなっているとなるため、
境内の中での私的な飲食ではなく、神事を行っているとして可能になります。
又、神社とは、神様が鎮座している場所です。
境内は神域であり穢れがあってはなりません。
私的な食事を行うということは、その神域を穢すことになってしまいます。
神職がお祭り前に行う参籠では、動物性のものは避け、白米、白湯のみで過ごします。
それくらい神様は穢れを嫌います。
参拝を経て神様とお近ずきになるのであれば、
身を清め、参拝では感謝を伝え、最後に神人共食を行うことが大切です。